人事異動。毎年この時期になると、話題はこのことでもちきりになる。
プロフィールには職業・臨床検査技師と書いているが、病院が公立のため、公務員でもある私。異動は避けて通れない。

そして本日、係長級以上の人事が発表になった。ヒラの私には直接関係ないし、朝の時点ではのほほんとしたものだったのだが…。
採血から戻ってきたら先輩のTさんが「異動教えてあげる?」と言ってきた。

大ショック!! 血液検査室の中ボス(なんじゃそりゃ)が異動だ! うわ〜、2週間で仕事引き継がなきゃ!!

夕方、上司のI氏から呼び出しがかかる。今年私は、臨床検査技師会の会報誌の編集委員になっているのだが、その打ち合わせの呼び出しだった。
ここで本日二つ目のショック!
今月中に印刷屋に原稿を渡さなければならないだと!?

あ〜あ〜あ〜、あっちもこっちもでもう忙しいったらありゃしない!

結局その後、Mとメシを食いに行き、さんざんグチりまくってしまうのだった…。

Tと初めて出会ったのは2年前の2月28日だった。それまで勤めていたバイトさんが辞めるため、その後を受けてやはりバイトとして面接に来たのがその日だ。
当時私は血清検査室にいた。Tは輸血検査室のバイトとして来たのだが、その頃私は輸血検査室の仕事を覚えるため、週2日間トレーニングに行っていた。そこでTを初めて見た。

第一印象は「ちっちゃくて大人しそうな子」 年齢は私と同じか少し下くらいに見えた。Tはその後すぐ採用されたものの、一緒に働くことは少なく、言葉を交わすこともほとんどないまま1ヶ月が過ぎた。

そして4月。私は輸血検査室に異動した。ここからTとの付き合いが始まる。
翌年の3月にはTは今働いている調剤薬局の正社員となることが決まり、結局一緒に仕事をしたのはちょうど1年だったが、その後も付き合いはずっと続いている。

このT、出会って間もない頃から妙に気が合い、急速に親しくなった。わりと人見知りする私には本当に珍しいことだ。
その一番の理由はなんといっても「ツボが一緒」ということだと思う。
たとえば笑いのツボでいうなら、同じモノをおもしろいと思うのはもちろん、相手がこれから言うことに対して笑う準備が常にできていて、期待通りのことを言ってくれたりということが一緒にいて何度も起きる。だからいつも、Tと会うと大爆笑。笑いすぎて毎回涙をこぼし、やはりよく一緒にいるMなどは時にあきれ顔。それでも笑いは止まらない。
笑いだけでなく、怒りのツボも共通していて、許せないと思うことや、腹立たしいと感じる時がやはりとても似ている。逆に他の人が怒りを覚えていても、「いや、これはべつに腹立たないな」というのもある。
他にも考え方や興味を持つものがあまりにも似ていて、とにかく一言でいうなら「波長が合う」ということだろうか。
だから一緒にいてものすごく楽。そしてもちろん楽しい。

今日はTとまずは昨日のバッグを買いに行った。もちろん朝一で。
ところがない!! 私がその店を出てから閉店までのわずか数時間のうちに、売れてしまった!
ちっくしょう! 昨日Mにさんざん「戻ろうよ」と言ったが、あれはこんな事態を予感してのことだったのか。
こうなるとどうしてもあのバッグが欲しくなってくる。別の店を探してみることにした。

しかし行こうと思ったデパートは駐車場待ちの大渋滞。ここに並んでもいつになったら入れるのか…。さすが車の多い地方都市。

仕方なくバッグはあきらめ、もうひとつの目的、Tのアパート探しをはじめることにした。
が、これが大変。今度Tが転勤になる薬局の付近は所狭しと家が並ぶ住宅地で、道は車一台通るのがやっと、そして行き止まりあり、工事中ありで、不動産屋を探し出すのにも一苦労。地図もあったのに何回も同じ場所をさまよい、2人して「ここどこ〜」「さっき通ったよ」を繰り返しつつの大乱闘になってしまった。
その甲斐あってか掘り出し物の物件を見つけることができた。…疲れたけど。

闘い済んで、日が暮れて…。
バッグをあきらめきれない私は、午前中に混んでいて入れなかったデパートに再チャレンジすることにした。Tにそのことを言うと、とことん付き合ってくれるという。いい奴っ。
今度は車も停められ、売り場に直行。そして玉砕。またなかった…。結局高い駐車場代を払わなければならなくなった。
しかし、「欲しいものがなかったこの店に金を落としたくはないんだよ」というTの言葉、そしてまったく同じ考えの私は、商品券を買うというせこい手に出、1時間無料になる分だけ商品券を買い、駐車代を浮かせた。
この商品券で他の店で買ってやる!

こうなると、どうしてもあのバッグが欲しい! 最初の店に残っていたならもしかしたら迷ったあげく買わなかったかもしれないが、ないとなると欲しい。まんまと心理トリックにはまってしまった気がするが、でも欲しい。

もう手に入れないと気がすまない私は、閉店間際の別のデパートに飛び込んだ。そして…とうとうブツを発見! もう迷いはない。そのままお買い上げ。

Tと2人、遅めの夕食を食べながら気がついた。
商品券、使い忘れた。

私のバカ〜!
給料入って最初の休日。朝9:30にMに迎えに来てもらい、今日は一日買い物三昧よぉ〜。

まずは春物の靴。
しかし、今年の靴はことごとく足に合わない。幅が広いのよね、私の足って。
そして靴選びは屈んだり立ったり歩いたり…で、なんかすごく疲れる。買う瞬間だけはドバーッと、お得意の脳内麻薬が出るんだけどね。

靴選びで疲れ果ててしまったため、ちょっと早めの昼ご飯。(朝抜きだし)

続きまして、そろそろジャケットなんか欲しくなってくる季節。今度は今来ている上着を脱いで、ジャケットを着て…の繰り返し。
私とMの服選びの時の暗黙の了解がある。一人が服を着ようと思ったら、もう1人がさっと両手を前に出す。そして試着する方が、自分のバッグを渡し、来ている上着をもう片方の手にかける。最近はもう、無言でこの作業が次々行われていく。…変な2人。

その後バッグを見に行くが、疲れ果てて思考能力の低下していた私は、けっこう気に入ったバッグがあったのに、どうしても買う決断をすることができなかった。…まあいいや。どうしても欲しけりゃ明日また来ればいいさ。

このところ、デジカメが欲しくてずっとカタログで検討していたので、Mに頼んでカメラ屋と電気屋に行ってもらった。
そしたら大変! 欲しい機種がものすごく安い!
こりゃ〜もう買うしかねぇか!?
今日の私はなんかおかしい。冬のボーナスの残り(奇跡的にまだあった)でお買い上げ。
う〜ん、やっちまった。でも気分いい。

そして夕食。ところがねぇ…この頃から、あのバッグの存在が気になって仕方ない。やっぱ買っとけばよかったかなぁ…。
そう思いはじめると、買おうかどうか迷っていたあの品がどうしても欲しくなってくる。
「M、やっぱりあのバッグ買いに戻りたい…」
しかし時間はもう8時。今からじゃ…。

とりあえずそれはあきらめて、9時までやっている店で、今度はMのお買い物に付き合う。その間も頭の中はあのバッグで一杯。

明日絶対朝一で買いに行こう。


通販で、毎月ひとつ、ケーキが届く。
4人でワンホール食う。初めの頃は(約2年前)パスタとか、スープとか、作って食べて、デザートにケーキだったのだが、最近ケーキメインでおかずがサラダになっている。
食べきれないのよ。衰えたな〜。
そのうえ今回は、サラダも少し減らして漬物をプラス。

みんな一緒に年をとる。

体のリズムを知る。

2001年3月15日
昨日、友人Tが「基礎体温をつけている」という話をしていた。Tいわく、「毎月キチキチ生理がくるほうじゃないからリズムを表にして周期とかは分からないけれど、整理が来る日だけははっきり分かる」のだそうだ。とにかくカクーン、と体温が下がるらしい。
ほほう、なるほどね。
すぐに影響された私は、早速しまいっぱなしだったの婦人体温計と、ペンと卓上カレンダーを枕元に置いて寝た。そろそろ生理だし、明日から毎日つけよう、と誓いながら。

そして今朝。1回目の目覚ましが鳴る。奇跡的に基礎体温のことを覚えていた私は早速体温計を口にくわえた。
止めつづけても5分おきになるタイプの目覚ましなので、次の目覚まし音まで体温を測ればOKだ。それまでの間、絶対眠ってしまうと思ったので、危険防止のため横向きで寝た。体温計を喉に刺して死んでいるところを発見されるのはイヤだからね。
5分後、体温計を枕元に置き、そのまま再び眠りにつく。…30分後、ようやく起きて、目盛りを読んだ。
37度3分。カクーン、と下がった…に違いない。
だって生理前の高体温期に7度3分は低すぎる(それも舌下で検温して)
絶対今日だ。

そして…やっぱり今日だった。
基礎体温、すごい。絶賛!
水曜日の朝一採血が一番嫌だ。朝の患者数が一番多い水曜日なのに、採りにくい患者が多くて、それだけで採血が滞ってしまう。今日も来たよ、常連さん。

「○○さ〜ん、中へどうぞ」
クラークさん(医療事務の人)が呼んだとき、本気で逃げ出したいと思った。
腕も血管もものすごく細く、さらに頻回採血しているため血管が硬く脆い、とにかく苦労するおじいちゃんだ。
「今日は採れるかなぁ?」
自分がいつも採りにくいことをよく分かっているそのじいちゃん、採血室に入ってくるなりそう言った。
「おはようございます。…どうかなあ」
答えながら苦笑い。気さくなじいちゃんなのが唯一の救いだ。
「ま、ゆっくりやってくれや」
「やだなぁ〜。最近は、どこから採ってるのかな?」
「どこでもいいよ」
「どこからでも採れればねぇ…」
などと会話を交わしながら、血管を探す。いや、よく見えてはいるんだ。細くて、絶対採れそうもない血管。

普通は肘の内側の真ん中の血管で採血できるのが一番いいのだが、そこから採れない人はもっと下の前腕から採ったり、手の甲から採ったりする。
私が以前その患者の採血をしたときは、前腕の手の甲側あたりから採った記憶がある。…絶対痛そうな場所だなぁ。
「前にここから採った気がするんだけど…」
呟きながら、触ってみるものの、皮膚も硬いし、針を刺した跡も消えないくらい残っていて、色素が沈着して黒っぽく変色している。「痛々しい」という表現がまさにぴったりだ。
でも今日も採れそうなのはそこしかない。いや、採れるかどうか、自信はない。

「あんた、うちの娘と名前が一緒だわ」
フルネームと写真入のネームプレートを見て、じいちゃんが言った。
「あ、そうなんですか」
「漢字も一緒だよ。珍しいんだよな、その字で書くの」
「そうですよね〜」
トークで少し、気持ちが和む。採りにくくても、こういう人はやりやすい。しゃべってくれたほうが、答えながら時間が稼げるし、緊張もほぐれる。
ありがとう、じいちゃん。もしかしたら、自分が採りにくいから、わざわざ話をしてくれるのかもしれない。
じいちゃんはその後、娘の話を延々と続けていく。
おかげでゆっくりと、血管を探すことができた。

…そしてトライ。これがなんと、一度で成功。今日は絶好調だ。
「は〜い、じゃ、終わりですね。採れましたよ」
「あ〜良かった。いやもう、毎回たいへんだから」
「うん。私もほっとしてますよ」
「それで、あの時…」
じいちゃんの話、終わらず。
次の患者を入れたいのだが、椅子に座ったまま、まだ話しつづけている。
…ただの話し好きのじいちゃんだった。

私の採血しにくい患者ブラックリストに載っているどこか憎めないおじいちゃんの話。

そしてホワイトデーだということにはまったく気付かず1日が過ぎた。3月14日、給料日前日、助けてくれ〜ほんとに金がない!
3月、といえば年度末。1年の総決算。病院の「年報」をつくる季節。
とはいえ、検査室の統計は検査システムでしっかり管理されているので、日報月報をきちんとやっていればそう焦ることもない。…と余裕をかましていたら今年は違った。

去年の11月に新しいシステムを導入したため、10月までの統計は前のシステムに入っている。そのシステムは一応今月までは使えるように、サーバーと端末一台は置いてあった。私もこの間使ったよ。2月に旧システムで仕事した…のに、なんで突然調子が悪くなるの!?
すでに契約切れのため、サーバーのメンテナンスも修理もやってもらえません。ということは?

今年は紙で残してある月報を手で計算することになる…かもしれない。とりあえず、今日のところは何もせずにみんなで帰りました。

いつまでも、あると思うな親と金。旧システムも、いつまでも使えると思っていたのが間違いだったのね…。

ダイエット宣言2001

2001年3月12日
やばし。
今週木曜日の送別会に着ようと、去年の秋に買ったワンピースを着てみた…。
あれ?
なんか…パツパツじゃないか?
体重を量ると、秋の健康診断から+3キロ。
なんてこったいっ!

やっぱり人間もしょせんは動物、冬には脂肪を溜め込むんだ、きっと。
「ま、冬だからしょうがないよね〜」
と、やはり冬期増量を気にするバイトの女の子と話していたら、通りかかったMのきつい一言。
「冬だから、は、2キロまで」
……分かったよ。痩せるよ。春までに。

いや、もう春は目の前か。

そうそう、3月12日、今日は親友Kの誕生日だった。そういえば、ヤツもこの冬、太ったらしいな。
K、痩せたか? 
年々基礎代謝が落ちるから、お互い気をつけようね。

誕生日おめでとう!

最近、本当にコーヒーなしではいられない。仕事の日は午前、昼食時、午後、夕方、夕食後と5杯は確実に飲む。夕食後なんて2杯目に手を出すこともある。
二十歳くらいまで、まったく飲めなかったはずなのに、今では自分が飲みたいために、職場では昼休みにまずみんなの分のコーヒーを作っておく自分がいる。

砂糖は入れないが、ミルクは入れるので気になるのが脂肪分。そのうえ胃が悪いくせに、コーヒーがやめられない。
一度、減らそうと思って午後と夕方をお茶にしてみたが、ストレスがたまって結局断念。

だからと言って「コーヒー党」と言えるほど味や銘柄にこだわりもなく、インスタントでもなんでもいいから、コーヒーの香りと味がすればそれでOK。おいしいコーヒーを飲みたい、というわけではないところが中途半端な私らしいといえばらしい。

まあ、一日5杯くらいならそれほど多いというわけでもないんだろうけど、ちょっと前の自分のことを考えると、なぜコーヒー好きになったのかが不思議で仕方ない。
べつに不都合はないからいいんだけどね。

あ、ひとつあった。
この間、いつもの飲み屋でマスターに、
「コーヒー飲みたい。今度メニューに入れて」
とわがままを言った。
Tと2人で「最後のシメはコーヒーでいきたい」と騒いだ。
が、いつもうるさい私たち、マスターに「サ店じゃないから」とバッサリ斬られた。

ごもっとも。
Fというショッピングセンターが、新装オープン3周年記念でかなり大掛かりなバーゲンをはじめたので、招待状を握り締め、Mとともに朝9時半に出陣。
実は先週も行ったのだが、午後2時半頃駐車場に入ろうとしたがどこも満車。2500台の大駐車場なのに!
そのうえ混んだ駐車場で停まって空き待ちをしていたら、「こんなところに停まってんじゃねーよ!」と、帰ろうとしている車のドライバーに怒鳴られ、運転していたMがブチキレ、「うるせー、バーカ!」くらいのことを言い返していた。M、嫁に行けんぞ。
そんなことがあったので、今週は開店を狙って出発したのだが、すでに客は集まり始めていた。でも、駐車スペースはまだ十分あり、今度はケンカを売られることも買うこともなく、無事駐車。

脳内麻薬をドバドバ出しながら楽しく買い物をした後、別の目的でとなりのI町へ向かったのが午後3時。
そこでの買い物も終わり、疲れ果ててメチャメチャコーヒーが飲みたくなり(最近コーヒー中毒)近くのファミレスに落ち着いたのが午後5時。

コーヒーを飲み、甘いものをちょっと食べて落ち着いたところで、そろそろ解散かな、と話していると、携帯が鳴った。
Tからだった。
T「今どこ?」
私「I町のサイゼリヤ。おいで」(TはI町に住んでいる)
T「え〜私今Fで買い物してるんだよ」
私「なんだってぇ〜、私たちもさっきまでいたんだよ」
T「え? もしかしてMもいるの?」
私「うん」
T「キミたちはまた一緒なのか」
…そういうキミも、一緒に夕飯食べようっていう電話をかけてきているじゃないか。

一時間後、今度は市内のデニーズに集合した。
開口一番、「またこのメンツかよ…」と言わずにいられなかった。

その後、おかわり自由の宇治茶(コーヒーじゃないところに歳を感じる)を飲みつつ、となりの席の客が何組か変わるくらいそこに居座った。
はぁ〜ほんとに進歩ねえ。

まあいいか…。楽しけりゃ。


今日は寒かった。

2001年3月9日
昨夜、総合ビタミン剤、ビタミンC、パブロン、葛根湯をブレンドして飲んだのがよかったのか、それとも風邪ひいたのは単なる気のせいだったのか、今朝起きたら風邪の症状はまったくなかった。まずはホッ。

出勤前、車のエンジンをかけに外に出て、ガーン! 車…雪かぶってる。そういえば昨日はやたら寒くて、吹雪みたいに細かい雪が舞ってたっけ。
ま、いいか。今朝はちょっと早起きしたし、雪を溶かす時間はある。…と思い、ドアを開けようとしたが凍りついていて開かないっ! 思いっきり力をこめて引っ張ると、バリバリッと音がして、なんとか開いた。
…までは良かったが、車の屋根に積もった雪が開いたドアから車内へボトッと落ち、シートが雪まみれに。
もぉ〜朝っぱらから仕事が増えた。

今年は雪の当たり年。あと一回は降るだろうなあ。


やばいっ。もしかしたら風邪ひいたかもしれない。イヤ〜な寒気がするし、心なしか体がだるい。
こうなったらお風呂で体を温めて、薬を飲んでさっさと寝てしまうのだ。

春だねぇ…

2001年3月6日
仕事中、後輩のYに、
「今日はいい天気だよ。こんな日に中にいるのはもったいないね。もう帰りたいよねぇ」
と、しみじみ言ったら、
「私、花粉症なんで…」
と、寂しそうに答えた。
そっ、そうか。世の中花粉が飛ぶ季節なのね。
私は今のところ、ぜんぜん、まったく無縁なので、天気のいい春の朝は窓を全開にして思いっきり深呼吸したくなるよ。
やはり花粉と縁のないMにこの話をすると、
「やっぱりうちらは現代人じゃないのかもね」
…じゃあ原始人か?
「常人じゃないってことよ」
…じゃあ超人か?

なんにしても、春を満喫できるって、幸せ。

本日、採血日和。

2001年3月5日
久々に嵐のような採血をした。あの中腰体勢は長く続くとつらいのよ〜。
最近暖かくなってきたおかげで、だいぶたまねぎおじさん、おばさん(脱いでも脱いでもまだ着ていることから命名)も少なくなって、厳冬期よりは採血もスムーズに流れるようになった。
そのうえ最近私も調子が良くて、今日も全勝!(失敗せずに全員一発で採れた)
こんな日は、採血当番が終わって検査室に戻った時「仕事したぁ〜」という顔で額の汗をぬぐってみたくもなるさ。

あ〜でも、やっぱり腰が痛い。以前カイロプラクティックに1年弱通って、肩こりと腰痛がかなり軽減したのだが、やめたらまた体が歪んできた気がする…。
また行くか…。でも1回5500円。金がない。

宝くじ当たらないかなぁ〜。(そもそも買ってもいないのに何言ってやがる)
遠〜くで電話がなっている音がした。いや、電話だ。電話は寝ている部屋にある。目を覚ますと留守電に切り替わった。ベッドから落ちて、這って行って受話器を上げようとすると切れた。着信履歴を見ると病院からだ。…また何かトラブルか? と思ったがまあいいや。適当にやってくれ…。再び眠る。

昨日の疲れで今日は久しぶりに昼近くまで眠った。本当はもっと寝ていられそうだったが、昨夜農道を120キロくらいで走っている時に友人Tからメールが入り、今日1時に約束していたので仕方なく起きた。

外は雨だった。
Tも一人暮らしをはじめるため、今日は2人でアパート探しの予定だったが、雨か…。
Tに電話すると、ヤツもたった今起きたところだった。
「どうする? 雨だよ」
「どうしよっか…。あ、私ね、買い物行きたい!」
また唐突なTの発言。しかし、アパート探しをする気力のなかった私はそれに乗ることに。
「Mにも電話してみるね」
と言って電話を切る。…って、またあのメンツかよ。

「いつもの3人」で買い物に出かけるが、疲れているうえ、金がないために私はいまいち乗りきれず、胃の具合が悪かったので食事もできず、結局早々と帰ってきた。

疲れがとれなかった…。今週一日有給で休もう。有給ももったいないなぁ。今年も使い切れず、来年にまわしきれず、何日か捨てるのか…。
いいことと悪いことは交互にやってくる。今日一日でそれを実感した。

「ゴーゴゴー」の観覧のため、いつもより早起き。交通手段は車と電車。まず車で埼玉のある場所まで行き、そこの駐車場で別のところから来る友人Kと待ち合わせ。そこから電車でお台場まで行くというのが計画だ。
埼玉までは車で二時間半。待ち合わせに間に合うように余裕を持って出発したかったが、早起きしすぎたのか逆にのんびりしてしまい、ギリギリで出発。でも絶対間に合う…はずだった。

土曜の朝の道は空いていて、気持ちいいくらいにスピードにのる。車の運転は大好きだ。のんびりドライブにでも行きたいな〜なんて思ってしまうくらい気持ちのいい朝。
ところが出発して30分、突然前方が渋滞している。
「なんだこれ? 工事でもしてるの?」
と思いつつ、渋滞の後ろにつく。迂回路のない一本道だ。まあ、少しくらい遅れても大丈夫だろう、なんて思っていたが、これがどうにも進まない。道路工事の動き方じゃない、と気づいたのは渋滞にはまって15分ほど経った頃だった。
前の車がどんどんUターンしてくるのだ。その度に少しずつ進み、次第に前方が見えてくる。
げっ! パトカー? 事故!? 
どうやら事故らしい。完全に通行止めになっている。これは…やばい!
頭の中に地図が浮かばないのが方向音痴の悲しいところだ。なのに今日にかぎって道路地図を忘れてきた。しかしこのままではまずいのでとりあえずUターン。勘だけを頼りに(頼りにならないが)迂回路を進む。
しかしやっぱり勘はあてにならなかった…。畑ばかりの道、前方はどう見てもゴルフ場っぽい道を走っていた。
「どうしよう〜」
すでに泣きが入っている私。そこにばかでかい犬を連れたおじさんがのんびり散歩しているのが見えた。
「すいません! 国道***号にはどう行ったらいいんですか!」
おっちゃんは快く教えてくれた。どうやらすでに何人かに訊かれていたらしく、事故のことも知っていた。とにかく何とかなりそうだ。ありがとう! おっちゃん!

それでも不安がぬぐいきれないのが方向音痴のつらいところである。しかしやはり迂回しているらしい車の後をついていきつつ、無事もとの道に戻ることに成功。俄然アクセルに力が入り、CDをB’zにして国道をぶっ飛ばす。

結局1時間近く遅れて待ち合わせ場所に到着。このせいで昼食がまともに食べられなかったが、私の望みはただ一つ。観覧が楽しめればそれで良かったのよ。

…数時間後、そんな朝の事件もすっかり忘れ、上機嫌でフジテレビをあとにする私とK。いやぁ、良かった。もう言葉が見つからない。これですべて帳消し、今日はいい日だったと締めくくれる。
Kに夕食をおごり、さらにデザートを別の店で食べまくり、また電車に乗って埼玉まで引き上げる。

駐車場につくと時間はすでに10時半。まあ家に着くのは明日になるが、どうせ休みだし、疲れてるからゆっくり帰ろう。
と思った時、たいへんなことに気づいた。「プレイヤーズ」録画予約してない! なんてこった、普通に行ったら家に着くのは1時近く。いや、夜中だから空いてるし、ギリ間に合うか? 
すぐにKと別れ、車に乗る。そこは以前住んでいた街なので、昔見つけた近道を通って時間を短縮しよう。

さっそく車を走らせる。抜け道、順調。何年も経つのに意外と覚えているものだ。…なんて思ったのがそもそもの間違いだった。ふと気がつくと見たことのない景色だ。
まっ、曲がるところ間違えた!
気づいたときにはすでに遅く、さらに工事中の道を迂回したりしているうちにまたしても自分の居場所を見失ってしまった。
本日、2回目の迷い道。そしてまた泣きが入る私。
20分ほどさまよったところでコンビニを発見。飛び込んで店員に訊く。
「すいません! 国道***号へはどう行ったらいいんですか!」
どこかで聞いたセリフだ。出たい国道は別だったが。
店員の兄ちゃんに道を教わり、またしてもアクセルに力をこめて復帰を目指す。

しばらく行ったところで知った道に出たときは本当に嬉しかった。ネズミ捕り用のレーダー探知機のスイッチが入っていることを確認し、朝の比ではないスピードで帰路を急ぐ。
思った通り、ほとんど走っている車はなく、街灯も家もない農道を弾丸のように走る真っ赤な車。途中、追い越し禁止場所での追い越し数回、明らかに間に合わないのに黄色から赤に変わった信号を強引に突っ走ること2回、完全に信号無視1回。全部捕まったら点数はない。

おかげで普通に行くと2時間かかるところを1時間半で帰ってきた。番組開始10分前、無事ビデオセット。ここではじめてドッと来る。
真夜中なのにコーヒーを入れてようやく落ち着いた。はあ〜、観覧の余韻を噛みしめるヒマもなかったよ。そういえば、Kは無事家に着いたかな。お疲れ様でした。

今日の教訓:急がば回れ(近道しようとか考えなければ…)

去年の9月あたりから、また新しい「病気」を背負い込んでいる。夏頃感染し、短い潜伏期を経て9月に発症。現在、急性期。治療薬はなく、ときどき「痛み止め」で症状をわずかに緩和するものの、高熱が下がり、慢性期に移行するのはいつのことやら…。

これは何かに夢中になったときにたどる私の「病気」のパターンである。もう9年近くも闘っている病気もあるが、こちらは「慢性期」なので症状は落ち着いている。問題は新しい方の病気だ。

今日は3時で仕事を早退し、きっかり4時に受話器を上げる。同じ番号にかけつづけて30分、ようやくつながり、無事「力の限りゴーゴゴー」の収録観覧に行けることになった。

半年前にネプチューンのファンになってからというもの、熱にうかされたようにこんな行動を繰り返す私。好きなものができてしまうと楽しいんだけどすごく大変。自分がちょっと普通じゃなくなっていることが分かってはいるけどどうしようもない。
こんなふうに周りが見えなくなるほど(いい年して)芸能人にハマり込んでしまう人なんてそうはいないだろうなあ、なんて思うと誰にも言えず、気がつけば完全に隠れファン。というか、私は自分が本当に、ものすごく好きなものを他人に知られることを極端に恐れる性格らしい。

それはともかく、ミッションを終えて上機嫌になった私は、地図を片手に車に乗り、アパートを見に行った。
今週、不動産屋で紹介されたその物件は、まだ人が入っているので中は見られないが、とにかくオススメだからといわれ、仮申し込みをしているもの。とりあえず外観と、立地条件だけでも見に行ってみようと思っていた。
とはいえ、そこに決めるのはちょっと渋っている理由があったので、見て、ちょっとでも気に入らないことがあればそれを口実に断るくらいのつもりでいた。
見る以前にたどり着けるかどうか問題だった(私は方向音痴)が、奇跡的に迷わず到着。そしてそのアパートを見て最初に出た言葉は
「うわ〜ここに住みてぇ」
まずい…。キレイだし、新しいし、バッチリ南向き、障害物もなく日当たり超良好、駐車場は広いし、住宅街だから静かだし。
ああ〜どうしよう。今住んでいる市内は住民税がやけに高くて、ちょっと外れた隣のM町に行けばかなり安くなると分かったからそっちに住みたかったのに。今回見た物件は、市の外れでもう少しで隣のM町に行ってしまう場所。ここに住むならM町に住みたいんだよ〜。

動揺した私は友人Mに電話し、「どおしよぉ〜」と泣きついたが、Mはまだ帰り道の車の中だったらしく「あとで聞くよ」と冷たく言われた。スマン、M。


今日は週一回のフラメンコの日。友人Tとともに習い始めて日は浅いが、これが思ったより楽しい。そして難しい。

ところが今日、いつもの講師の先生が交通事故に巻き込まれたとかでお休みだった。ケガはたいしたことはないらしいが、ダンスを教えるのはちょっと無理ということで、代理のインストラクターの先生がきていた。

やはり講師が違うと教え方も違う。今回は代理ということで、ステップや手の動きではなく、踊りの「魅せ方」を教えてくれた。
とにかくフラメンコは情熱的な踊り、私が1番、私を見て! という気持ちで踊るのだそうだ。動きは大きく、堂々と…と言ってもなかなかできるもんじゃないんだなぁ。「手足は間違ってもいいよ」と言われても、やっぱりそっちに神経が集中してしまう。できない自分に…ウキーッ!

でも楽しかった。いつもの先生はわりときちきちとやる人で、それはそれで緊張感もあっていいのだが、今日みたいな自由な感じもまたいい。
ただやけにターンが多くて、寝不足の体がふらつく。その度に「おじいちゃん、しっかり」と励ましてくれる(?)友人T。こいつはいつも私を「おじいちゃん」扱いする。おばあちゃんではなくて。

そして終わった後は必ず帰る途中のデニーズでお茶するのだが、今日はいつもの居酒屋へ。…と言ってもそこは田舎の悲しいところ、車がないと動けない。教室までは2人とも車。ということは…飲めやしない。
しかしフラメンコで疲れている私たちは、グレープフルーツジュース二杯で気持ちよく酔い、マスターとカウンター越しに語らいながら楽しいひと時を過ごした。
ああ…そういえば先月もフラメンコのあとここにきたなぁ。月代わりメニュー食べたさについ来てしまう。

っていうか、居心地がいいんだよね。
今朝はコンタクトがどうしても入らなかった。ダメだ、眼科行こう。

午後、仕事を早退して眼科に行ったあと、どうしても気になる物件を見に不動産屋へ行く。ところが、その物件はすでに決まってしまったあと。やっぱりか! ものすごくいい物件だったもんなぁ…。

その帰り道、ちょうど病院の前の道に近づいた頃、携帯にメールが入った。信号待ちでメールを見るとMからだった。
「ベルメゾン届いたよ。家に持っていこうか?」
職場が女性ばかりなので通販は大盛況のわが検査室、みんなで開けるときに自分のものがないと、なんか寂しいのでついいつも買ってしまう。あーあ、今月ただでさえ金ないのに…支払いいくらだっけ。

病院に入る少し手前のガソリンスタンドで、まだ病院にMが残っていることを確認し、一度帰ったのにまた職場に足を踏み入れた。
どうせもう誰も残っちゃいないだろう、と思ったのに、今日にかぎって検査機器がトラブル起こしててメンテナンス中。しかしまあ、有給をとって帰ったので、メンテは見なかったことにして、届いたブツを持ってMと一緒に近くのショッピングセンターへ行った。

2月に入ってからというもの、何か買ってる場合じゃなかった私にとって久々のショッピング。(買えないけど)
買っても着もしないワンピースを試着して「うわ〜これ欲しい」と言ってみたり、靴を履きまくったり、バッグを開けまくったり、もぅ〜楽しいったらありゃしない。
こういう雰囲気、忘れかけてた。買わなくてもなんて楽しいお買い物♪

買い物中は絶対脳の中でナニカが出てるといつも思う。そういえば、正月に幕張のガーデンウォークで買い物した時も、後半ものすごく疲れて足が痛かったのに、「いいコート見つけた〜」とか言ってるときは痛みがないんだよね、不思議なことに。

脳内麻薬ってすごい! 買い物依存症一歩手前?
 
いや〜もう、月末なのになんでこんなに検体が!
いやいや、検体は多くてもいいけど、血液像の標本が多すぎるぞ! 久々に午後まで顕微鏡と格闘した。

そのせいなのかなんなのか、目が痛い。先週からどうもコンタクトの調子が悪い。まさか花粉症か? とも思ったが、痛いのは左眼だけ。また黒目に傷がついたのかもしれない…。



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