負ける一匹狼

2004年10月1日
仕事に疲れていつものスタバ。
カプチーノを飲みながら、久しぶりに同期Aにメールした。

前の職場を離れてから、Aとは一度しか会っていない。
彼女は私より4つ下で、やはり同期の人と去年の3月に結婚した。

メールを送信したあと、ふと思い出して本屋に寄ることにした。
この前の日曜日、久しぶりに医療短大時代の友人と会ったときに、話題に上った本、

「負け犬の遠吠え」

集まった4人はみんな独身、こんな話にもなるさ。
私は読んでいないのだが、読んだ友人によると「私の生活を見られてるのかと思った」ような内容らしい。
だいたい予想はつくけどね。

まずは手にとってパラパラ。
一番最初の「本書を読まれる前に」というところを読んでみる。

勝ち犬は、家庭という世界において子供という有機物を生産しています。そして負け犬は、経済社会においてお金という無機物を得ている。両者が生産したもの、すなわち「子供」と「お金」を比べたときに、子供のほうがよりまっとうで価値の高い生産物とされるから、負け犬は「負け」ていると判断されるのです。


まあ、賛否両論あるだろう。
私は反発はしなかったが、買うまでのつもりはなかった。

と、ここで携帯にメール受信。
Aからの返事だった。

「ひさしぶり!・・・(中略)・・・ただいま妊娠3ヶ月。今のところは順調です」
 
 
 
 
 
かなりショックだったらしい。
気がついたら本を持ってレジに並んでいた。

車を走らせながら、いろんな考えが浮かんだ。
それは新しいものじゃなくて、今までに何回も考えたこと。
最終的には「ま、いつ死んでもいいや」に行き着くあまり明るくない考え。

玄関開けたらベランダに直行。
やめていたタバコに火をつけた。

久しぶりに見るベランダからの景色は、前と何も変わっていなかった。
タバコは半分しか吸えなかった。
 
 
 
とりあえず今、手元にその本がある。
明日はなんの予定もないし、読書の秋といきますか。
 

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