嵐の富士急ハイランド〜行動編〜
2003年8月9日CHAGE&ASKAの野外ライブでは雨が降ったことはないらしい。反対に小田和正氏の野外ライブではなぜか雨が多いらしい…。
8月9日富士急ハイランド隣接コニファーフォレスト
小田和正、CHAGE&ASKAによるコラボレーションライブ
「サウンドコニファー229〜K.ODA&CHAGE&ASKA〜」
CHAGE&ASKAにとってこの夏最大のイベントは、台風10号日本上陸の日にぶち当たってしまった。
そもそも「夏」「野外」どちらも大の苦手だ。
イベントのことを知ったときも、正直迷った。
代々木や武道館なら行き慣れてるし、ひとりで行くのもどうってことないのだが、富士急ハイランドとなると…。
C&Aデビュー15周年記念のイベントでも同会場が使われ、当事埼玉に住んでいた私は無茶を承知で車(しかも軽だった)で出発、往きは高速代をケチって甲州街道を走り、帰りはラクしようと中央道に乗ったのはいいが、渋滞に巻き込まれて1時間以上もノロノロ運転を強いられた。
友達と富士急・河口湖周辺を旅行したときには、まだ世間知らずだった私たち、河口湖でぼったくりボートに乗せられなんだか解らぬままに高い金を払ったっけ…。
そんなわけで富士急ハイランドそのものにいい思い出はない。
しかしこんなライブ二度と観られないに違いない。
チケットも無事ファンクラブ先行予約でゲットした。
9年前と同じように、また車で行く。
そう決めていた。
前日夜から次第に強くなる風雨、当日午前5時、風が唸る音で目を覚ました。
8時に起きてNHKの台風情報に見入る。
予報では正午から午後6時までの降水確率は70%。6時からは0%。
予報円でもライブスタートの午後6時には暴風域は抜けそうだ。
でもこの嵐の中、会場設営なんてできるのか?
楽器は搬入できるのか?
何より本人たちは会場入りできるのか?
中止か!?
この時、心の中にはほんの少しだけ中止を願う自分がいた。
危険なドライブ、嵐の野外ライブ…。
本当に雨は止むの?
びしょ濡れになって声援を送って、ぐったりした体でまた運転して帰って来られる?
もう…若くないしさ。
朝8時30分、ディスクガレージの情報ダイヤルにかけると、イベント「決行」。
あれほど迷っていたのにこの瞬間心は決まった。
なんだかんだ言ってても、結局はこうなのだ。
行くしかないでしょ…。
そして愛車・赤い彗星号(笑)に乗り込んだのは10時過ぎ。
そこから長い道程が始まった。
まずは東北道を南へ。
時折強風で車体が煽られるのがはっきりわかる。
こ…こわっ!
無理なドライブは避けようと、蓮田のサービスエリアで1回目の休憩をした。
最新の道路情報と気象情報を頭に叩き込み、再び出発。
首都高はどうしても怖かったし(ルートもわからないし)、どうせ渋滞しているという頭があったので、外環を抜けていったん高速を下り、高井戸から中央道に乗るつもりだった。
それにしても環八って混んでるのね。
地図上ではたいした距離じゃないのに時間が掛かった掛かった。
そしてこの頃になると風雨は最高潮。
前が見えないくらいものすごい雨になったり、風に飛ばされた木の枝がフロントガラスにぶつかって来たり。
田舎者に都内の道路は怖いのよ。
そんなこんなでとろとろ運転をしていたら、なんと高井戸のICをやり過ごしてしまったのだ。
でもまあ焦ることはない。
以前のように国道20号に入って、途中で中央道に乗ればいいだけの話だ。
なんて構えていたら、調布インターを前にとんでもない事態が発生した。
甲州街道に入っても相変わらず道は混雑していた。
iモードで調べたところ、中央道は大月インターまで通行止めの区間はなく、スムーズに流れてるらしい。
まもなく調布インター、ここで乗ってしまえと思ったとき、後ろからパトカーのサイレンが聞こえてきた。
雨音に負けないよう音量を上げていたCDの音を絞って耳を澄まし、バックミラーを見るともうそこまで来ている。
車を左に寄せてパトカーをやり過ごすと、すぐ先で停車した。
え…?
そんなバカな。
街路樹のけやきがポッキリと折れ、全車線をふさいで横倒しになっていたのだ。
生い茂る枝葉に阻まれ、上り線は完全ストップ。
ここまでか…。
寝不足を押して出発したのに…。
金欠だけどハイウェイカード買ったのに…。
だけど神はいるね。
この時、私のいた下り左車線だけ幹の下にわずかなスペースがあり、車高の低い車なら通り抜けていくことができた。
すでにパトカーは到着していたが、交通規制が始まる直前、私は運良くその危険な場所を無事通過!
※危険です。本当はやってはいけません。
すべてはおまえとこの愛のために! (CHAGE&ASKA/この愛のために)
なんだこれ、続く…のか!?
8月9日富士急ハイランド隣接コニファーフォレスト
小田和正、CHAGE&ASKAによるコラボレーションライブ
「サウンドコニファー229〜K.ODA&CHAGE&ASKA〜」
CHAGE&ASKAにとってこの夏最大のイベントは、台風10号日本上陸の日にぶち当たってしまった。
そもそも「夏」「野外」どちらも大の苦手だ。
イベントのことを知ったときも、正直迷った。
代々木や武道館なら行き慣れてるし、ひとりで行くのもどうってことないのだが、富士急ハイランドとなると…。
C&Aデビュー15周年記念のイベントでも同会場が使われ、当事埼玉に住んでいた私は無茶を承知で車(しかも軽だった)で出発、往きは高速代をケチって甲州街道を走り、帰りはラクしようと中央道に乗ったのはいいが、渋滞に巻き込まれて1時間以上もノロノロ運転を強いられた。
友達と富士急・河口湖周辺を旅行したときには、まだ世間知らずだった私たち、河口湖でぼったくりボートに乗せられなんだか解らぬままに高い金を払ったっけ…。
そんなわけで富士急ハイランドそのものにいい思い出はない。
しかしこんなライブ二度と観られないに違いない。
チケットも無事ファンクラブ先行予約でゲットした。
9年前と同じように、また車で行く。
そう決めていた。
前日夜から次第に強くなる風雨、当日午前5時、風が唸る音で目を覚ました。
8時に起きてNHKの台風情報に見入る。
予報では正午から午後6時までの降水確率は70%。6時からは0%。
予報円でもライブスタートの午後6時には暴風域は抜けそうだ。
でもこの嵐の中、会場設営なんてできるのか?
楽器は搬入できるのか?
何より本人たちは会場入りできるのか?
中止か!?
この時、心の中にはほんの少しだけ中止を願う自分がいた。
危険なドライブ、嵐の野外ライブ…。
本当に雨は止むの?
びしょ濡れになって声援を送って、ぐったりした体でまた運転して帰って来られる?
もう…若くないしさ。
朝8時30分、ディスクガレージの情報ダイヤルにかけると、イベント「決行」。
あれほど迷っていたのにこの瞬間心は決まった。
なんだかんだ言ってても、結局はこうなのだ。
行くしかないでしょ…。
そして愛車・赤い彗星号(笑)に乗り込んだのは10時過ぎ。
そこから長い道程が始まった。
まずは東北道を南へ。
時折強風で車体が煽られるのがはっきりわかる。
こ…こわっ!
無理なドライブは避けようと、蓮田のサービスエリアで1回目の休憩をした。
最新の道路情報と気象情報を頭に叩き込み、再び出発。
首都高はどうしても怖かったし(ルートもわからないし)、どうせ渋滞しているという頭があったので、外環を抜けていったん高速を下り、高井戸から中央道に乗るつもりだった。
それにしても環八って混んでるのね。
地図上ではたいした距離じゃないのに時間が掛かった掛かった。
そしてこの頃になると風雨は最高潮。
前が見えないくらいものすごい雨になったり、風に飛ばされた木の枝がフロントガラスにぶつかって来たり。
田舎者に都内の道路は怖いのよ。
そんなこんなでとろとろ運転をしていたら、なんと高井戸のICをやり過ごしてしまったのだ。
でもまあ焦ることはない。
以前のように国道20号に入って、途中で中央道に乗ればいいだけの話だ。
なんて構えていたら、調布インターを前にとんでもない事態が発生した。
甲州街道に入っても相変わらず道は混雑していた。
iモードで調べたところ、中央道は大月インターまで通行止めの区間はなく、スムーズに流れてるらしい。
まもなく調布インター、ここで乗ってしまえと思ったとき、後ろからパトカーのサイレンが聞こえてきた。
雨音に負けないよう音量を上げていたCDの音を絞って耳を澄まし、バックミラーを見るともうそこまで来ている。
車を左に寄せてパトカーをやり過ごすと、すぐ先で停車した。
え…?
そんなバカな。
街路樹のけやきがポッキリと折れ、全車線をふさいで横倒しになっていたのだ。
生い茂る枝葉に阻まれ、上り線は完全ストップ。
ここまでか…。
寝不足を押して出発したのに…。
金欠だけどハイウェイカード買ったのに…。
だけど神はいるね。
この時、私のいた下り左車線だけ幹の下にわずかなスペースがあり、車高の低い車なら通り抜けていくことができた。
すでにパトカーは到着していたが、交通規制が始まる直前、私は運良くその危険な場所を無事通過!
※危険です。本当はやってはいけません。
すべてはおまえとこの愛のために! (CHAGE&ASKA/この愛のために)
なんだこれ、続く…のか!?
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