逃亡日記・1日目
2001年8月25日朝、7:30までに起床、8:00に長野に向けて出発。
というのが前日に立てたプランだった。
が、7時から3回に分けてセットしておいた目覚ましを全部止め、気がついたら時刻は8:32。
もう、焦りも何もなし。
あ〜あ、まただよ…って程度。
結局9時少し過ぎにようやく車のエンジンをかけた。
順調に進めば目的地までは4時間半の道のり。
よく知った道だし、迷うこともない。
長野で待っている友人Kには「お昼頃には着く」なんて言ってあるが、すでに絶対間に合わない時間なので、逆に急ぐこともない。
お昼頃電話して、「各自で食事ね」って言えばいいや。
しかし、夏休み最後の週末を私はナメきっていた。
高速は一切使わず、栃木を出て群馬を通り長野に入るという道で行くのだが、栃木を出る前に1回目の小渋滞。
嫌な予感を抑えつつ、群馬へ向かう国道に入るが、やはり車の量は多い。
そして渋滞。
12時近くになり、もうすぐ車も流れそうなところまでたどり着いたので、コンビニに車を停めてKに電話をする。
「…もしもし、…うん、今前橋。すっごい渋滞でぇ、遅くなりそうなんだ。もうお腹空いちゃったから、なんか買って食べちゃうね」
自分の寝坊の事は一言も言わない私。
大丈夫、Kはそういう細かいことには気付かないから。
そこから先は順調に流れ、多少の混雑はあったものの、2時少し過ぎには無事Kのアパートに到着した。
Kのところに来るのはたしかもう4年ぶりくらいだ。
そんなに経つかな〜なんてちょっと感慨にふけりつつ、呼び鈴を押す。
「いらっしゃ〜い」
と、快く迎えてくれたKだったが、私は玄関から見える部屋の中を見て驚いた。
「ねえ…すっごくモノが増えてない?」
私の記憶にあるKの部屋は、もっとスッキリしてて、自分もモノを減らさなきゃって気になったんだけど…。
「何日か前までは床が見えなかったんだ」とK。
マジかよ…。まあ、それに関しては人のことは言えないので、あまり突っ込まないことにするが…。
「でもさぁ、ひとつだけ言っていい? 壁見えないよ!」
しかし学生時代から見慣れた家具や電化製品のあるこの部屋は実に落ち着く。
ただ、布団が二組敷けるのかは不安だが。
私の到着が遅れてしまったので、まず昼食という予定を変更し、なぜかカラオケに行くことにした。
時間が中途半端だったしね。
そして久しぶりのカラオケで燃え尽きたあと、今日のメイン(?)飲みへ。
しかし、交通手段のない田舎だけに、車で行って帰りは代行か、歩いて行って帰りはタクシーのどちらかを選ばなければならない。
で、なぜか30分も歩いて汗だくで飲み屋に入る。
…ヤバイって、吸収早いぞ。
この友人K、私と10年付き合っているのが信じられないほど、おっとりとしたというか、ちょっと天然が入った性格なのだが、ただひとつだけ、他の友人たちにはない共通点がある。
それは同じ「病気」持ちだということ。
何かにものすごく夢中になるということ。
‘恋愛以外の場において、こういう感覚でもってなにかを好きになれる人間と、そうでない人間が居るらしい’
これは8月24日の朝倉柳子さん(お気に入り参照)が日記に書かれていたことなのだが、本当にその通りで、好きなものを通じて出会った人以外でこのタイプの人間はコイツだけ。
コイツには何を言っても大丈夫、解ってくれる。
Kもそれは同じのようで、会ってからずっとそんな話ばっかり。
私はライブ、番組観覧、TVと、ずーっとネプの話。
Kはバイクのレースにハマっていて、好きな選手のこと、観戦に行ったことなど、ずーっとバイク話。
会話はぜんぜん噛み合っていないけれど、気持ちは解り合っているふたり。
話してスッキリ、日頃のストレス、全部解消。
…コイツと一緒にいたことが、2日後の私の行動を後押ししたようなもんよ。
逃亡1日目、飲んで食って喋って、満たされた気分で眠りにつきました。
というのが前日に立てたプランだった。
が、7時から3回に分けてセットしておいた目覚ましを全部止め、気がついたら時刻は8:32。
もう、焦りも何もなし。
あ〜あ、まただよ…って程度。
結局9時少し過ぎにようやく車のエンジンをかけた。
順調に進めば目的地までは4時間半の道のり。
よく知った道だし、迷うこともない。
長野で待っている友人Kには「お昼頃には着く」なんて言ってあるが、すでに絶対間に合わない時間なので、逆に急ぐこともない。
お昼頃電話して、「各自で食事ね」って言えばいいや。
しかし、夏休み最後の週末を私はナメきっていた。
高速は一切使わず、栃木を出て群馬を通り長野に入るという道で行くのだが、栃木を出る前に1回目の小渋滞。
嫌な予感を抑えつつ、群馬へ向かう国道に入るが、やはり車の量は多い。
そして渋滞。
12時近くになり、もうすぐ車も流れそうなところまでたどり着いたので、コンビニに車を停めてKに電話をする。
「…もしもし、…うん、今前橋。すっごい渋滞でぇ、遅くなりそうなんだ。もうお腹空いちゃったから、なんか買って食べちゃうね」
自分の寝坊の事は一言も言わない私。
大丈夫、Kはそういう細かいことには気付かないから。
そこから先は順調に流れ、多少の混雑はあったものの、2時少し過ぎには無事Kのアパートに到着した。
Kのところに来るのはたしかもう4年ぶりくらいだ。
そんなに経つかな〜なんてちょっと感慨にふけりつつ、呼び鈴を押す。
「いらっしゃ〜い」
と、快く迎えてくれたKだったが、私は玄関から見える部屋の中を見て驚いた。
「ねえ…すっごくモノが増えてない?」
私の記憶にあるKの部屋は、もっとスッキリしてて、自分もモノを減らさなきゃって気になったんだけど…。
「何日か前までは床が見えなかったんだ」とK。
マジかよ…。まあ、それに関しては人のことは言えないので、あまり突っ込まないことにするが…。
「でもさぁ、ひとつだけ言っていい? 壁見えないよ!」
しかし学生時代から見慣れた家具や電化製品のあるこの部屋は実に落ち着く。
ただ、布団が二組敷けるのかは不安だが。
私の到着が遅れてしまったので、まず昼食という予定を変更し、なぜかカラオケに行くことにした。
時間が中途半端だったしね。
そして久しぶりのカラオケで燃え尽きたあと、今日のメイン(?)飲みへ。
しかし、交通手段のない田舎だけに、車で行って帰りは代行か、歩いて行って帰りはタクシーのどちらかを選ばなければならない。
で、なぜか30分も歩いて汗だくで飲み屋に入る。
…ヤバイって、吸収早いぞ。
この友人K、私と10年付き合っているのが信じられないほど、おっとりとしたというか、ちょっと天然が入った性格なのだが、ただひとつだけ、他の友人たちにはない共通点がある。
それは同じ「病気」持ちだということ。
何かにものすごく夢中になるということ。
‘恋愛以外の場において、こういう感覚でもってなにかを好きになれる人間と、そうでない人間が居るらしい’
これは8月24日の朝倉柳子さん(お気に入り参照)が日記に書かれていたことなのだが、本当にその通りで、好きなものを通じて出会った人以外でこのタイプの人間はコイツだけ。
コイツには何を言っても大丈夫、解ってくれる。
Kもそれは同じのようで、会ってからずっとそんな話ばっかり。
私はライブ、番組観覧、TVと、ずーっとネプの話。
Kはバイクのレースにハマっていて、好きな選手のこと、観戦に行ったことなど、ずーっとバイク話。
会話はぜんぜん噛み合っていないけれど、気持ちは解り合っているふたり。
話してスッキリ、日頃のストレス、全部解消。
…コイツと一緒にいたことが、2日後の私の行動を後押ししたようなもんよ。
逃亡1日目、飲んで食って喋って、満たされた気分で眠りにつきました。
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