今日の昼休みの会話。

「昨日××駅(職場の一番近くの駅)のすぐそばの踏切で自殺があったんだってね」
「え!? 何時ごろの話?」
「3時ごろかなぁ。すごい渋滞してて大変だったのよ」
「何歳くらいの人?」
「81歳だって」
「なんだ、もうちょっとまってればお迎えが来たのにねぇ」

…会話、流れ流れて。
「いくらくらいなんだろうね、補償って」
(電車に飛び込み自殺をした時、鉄道会社などにそうとうの額を支払うらしいという会話から)
「この辺は田舎だから、そんなに本数もないけど、東京あたりだとすごい本数の電車とすごい人数の人の足の分も保証でしょ?」
「最終的にはお掃除代もかかるみたいよ」
「あぁ〜、バラバラになっちゃうから?」
「飛び散りそうだよね」
「残された家族が払うんでしょう。あれって拒否しようとすればできるものなの? どこまで義務なのかな」
「やっぱさぁ、自殺するにしても、迷惑がかからないようにしたいよねぇ」

…ここから会話は「いかにして苦しまず、誰にも迷惑かけずに自殺するか?」に進んでいく。
「やっぱり首吊り?」
「でも首吊りは窒息するまでの間が苦しいんじゃないの?」
「ああ、勢いつけて台から飛び降りれば、頚椎脱臼で一瞬ですよ」(それまで黙って食べていた私も話に参加)
「そうなんだ。でも、首吊りはあとがキレイじゃないんだよね。全部出ちゃうんでしょ?」
「一週間くらい絶食して、下剤飲んで、さらに浣腸でもして、空っぽにすれば、下のほうはOKなんじゃないの?」
「でも眼球とか、舌とかが出るのは止められないですよね」
「そっか。やっぱ首吊りはダメだね。じゃ睡眠薬とかは?」
「今、簡単に手に入らないですよ。それに病院でよく処方されるようなヤツだとそうとう飲んでも死ねない薬ですよ、今は」
「あ、そうなんだ。じゃあやっぱり飛び降り? 簡単だし」
「下に誰か居たら大変じゃない?」
「人里離れた崖っぷちで海にでも飛び込むのが一番じゃないですか?」
「そうよ、山の中はヘリコプターで捜索すると、お金かかるからね」
「でも、死体が見つからないってのもねぇ」
「やっぱり手首切る?」
「痛いって」
「そうだよね、私なんか紙でちょっと指切っても痛い痛いって騒いでるんだから」
「大丈夫、○○さんは自殺するタイプじゃないから」
「あ、やっぱり?」
一同、爆笑。

なんだこの会話はぁ! これでもだいぶはしょったのよ。実際はもっと…。
農薬飲んで救急車で運ばれてきて、助かったのにその夜病院の窓から飛び降りて死んだ患者が職員の車の上に落ちて、車の屋根がボッコボコとか、当直室の隣のトイレのドアを開けようとしたらやたら重くて、電気を点けたらドアの裏に人がぶら下がっていたとか、なんで食事中にこういう話してるんだ。

怖いね、病院は。「死」に対する感覚が、麻痺してきてるのかも。

ところで、この会話を黙って聞いていた同期のAが後で私に言った。
「なんかさぁ、頚椎脱臼とか睡眠薬の話とか、農薬の種類とか(この薬はこう!とか喋っていた)妙に詳しいよね」
…しまった、雑多な本の読みすぎか。

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