○注意書
お食事中の方、グロいモノが苦手な方、気の弱い方、有機野菜を安心して食べたい方、目黒寄生虫会館には行きたくない方、また行って気分が悪くなったことのある方はここから下はお読みにならないでください。

今日の昼休み、検査技師の控え室(休憩したり、食事をとったりする部屋)での出来事。
昼食は交代制なので、すでに食事が終わった人、食事中の人がそれぞれ思い思いにに休憩中。私も買ってきた弁当を広げて食べ始める。

「今はけっこう無農薬野菜とか出てるからるぇ、多いみたいよ」
何の話かな〜と耳を傾ける。
「前あったよね、ICUの患者が回虫吐いた事件」
あ〜あったあった。
以前吐血した患者が一緒に何か長い物体を吐いたというので検査室にコレは何か? と、看護婦さんがブツを持ってきたときの話だ。

かいちゅう【回虫・蛔虫】
線虫類カイチュウ科の人体寄生虫。形はミミズに似ているが節はなく、淡桃色ないし黄白色。雌は二〇〜四〇センチメートルで雄より大きく、雄は一五〜二五センチメートルで、尾端が鉤状に曲がる。卵が野菜や塵に付着して人体に侵入して、胃や小腸などで成虫となる。回虫症のほか異味症、虫垂炎などを起こす。<辞書より抜粋>

昔は日本でも誰もがおなかに飼っていた寄生虫だが、戦後、徹底的に駆虫が行われ、さらに化学肥料が使われだしたことで、寄生虫保有者は激減したが、このところの無農薬野菜ブームなどでまた患者は増えつつあるらしい。どのくらい増えているのかって詳しいことまでは知らないが。

「私は農薬かかってても、虫よりいいな」
食べながら言う私。
「だって今さら無農薬なんて言っても、もういろいろ食べてきちゃってるしねぇ。体に悪そうな真っ赤なウインナーとか、着色料使ってます、見たいな毒々しい色のお菓子とか」
「でも寄生虫がいなくなって花粉症とかが増えたって話もあるんだよね」
「う〜ん、どっちがいいかって言ってもねぇ…」
「寄生虫がいると痩せるしね。スーパーモデルが体型を保つために(寄生虫の)卵を飲むってほんとかなぁ?」
「そういえば、今って学校でギョウチュウ検査ってやってるの?」
…と会話は続いていく。ちなみに食事中。

まったく、医療系はちょっと常人とは神経が違うらしい。控え室では食事してたりお茶を飲んでいたりするが、「このあいだ牡蠣にあたって上から下から」とか「便の検体が来たよ」とか「さっき届いたおしっこ…」などという話がごく普通の話題として平気で語られる。
これ、職場でやっている分には一向に構わないのだが、問題は外でもついやってしまうことである。それもレストランとか飲み屋で。

また、私は風邪をひきそうになるとイソジンでうがいをして予防に努めるのだが、うがい液を希釈するのに尿検査用の紙コップを使っている。目盛りがついていて使いやすいし、内側が防水コートしてあるから何回もつかえて便利。ただ、一度病院のトイレでついうがいをしてしまったところにたまたま患者が入ってきてしまった。一瞬引いてたような…。そりゃそうか。飲尿療法でもやってるみたいだもんなぁ。

とにかく医療系はどこかおかしい、と思う。(これを読んでそれはおまえだけだ!と思った医療系の方がいたらすいません)回虫事件の日も、さすがに当日だけは「今日はうどんは食いたくねえ」と思ったものの、すぐに忘れた。内臓見た日に焼肉も食える。
ただ、うどんをゆでてたまたま1本こぼしてしまったのに気づかず、洗い物の時に流しのスミにへばりついたうどんを見たときちょっとビクッとしてしまうことはある。

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